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日本スープ協会では2015年12月11日、「スープの日(12月22日)」に先んじて「明日からできる!朝の温かいスープのすすめ」をテーマにしたセミナーを開催いたしました。
協会長の品田英明の挨拶の後、第1部では、医師でイシハラクリニック副院長の石原新菜先生にご講演いただき、日本人が低体温化していることや、冷えは万病のもとであることを踏まえ、温かいスープのメリットについて、わかりやすくお話し頂きました。また、第2部では、石原先生に加え、クノール食品(株)の木戸氏による「スープで楽しく健康づくり」をテーマにしたトークセッションを実施。第3部では、学術博士(食物学)で栄養士の佐藤秀美先生に、忙しい朝でもできる市販のスープ活用レシピを、調理デモンストレーションと言う形でご紹介いただきました。
スープの持つ"健康価値"から、忙しい朝でも実践できる"レシピ"紹介まで、
まさに「明日からできる!朝の温かいスープのすすめ」セミナーとなりました。
※スープの日:12月22日(いつもフーフー)
【セミナーの概要は、以下のとおりです。】 |
日時 |
12月11日(金) 13:30〜15:30(受付13:00) |
会場 |
味の素株式会社 高輪研修センターB1階
東京都港区高輪3-13-65 |
定員 |
100名 |
参加費 |
無料(事前申し込み制) |
募集期間 |
11月2日(月)〜11月27日(金) |
登壇者 |
石原 新菜先生(イシハラクリニック副院長)
佐藤 秀美先生(食物学博士・栄養士)
木戸 妥恵氏(クノール食品(株) 開発技術センター次長) |
セミナーの主な内容 |
・第一部:講演 『朝にスープを飲むことのメリット』
石原 新菜先生(イシハラクリニック副院長)
・第二部:トークセッション 『いいことたくさん!"温かい朝食"のすすめ』
石原 新菜先生(イシハラクリニック副院長)
木戸 妥恵氏(クノール食品(株) 開発技術センター次長)
・第三部:調理デモンストレーション 『忙しい朝でも簡単にできる!温かい朝食レシピ』
佐藤 秀美先生(食物学博士・栄養士)
・第四部:試食 |
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品田会長 挨拶 |
スープは心も体も温まる 温かいスープを飲むことのメリットを皆さんに感じていただきたい
スープは野菜や肉の栄養素とうまみが溶け込み、おいしさを作っています。液状で消化・吸収が良く、心と体が温まります。日本ではスープは飲むものと思われていますが、世界的には食べるものという考え方が主流です。
本日のセミナーでは、温かいスープを飲むことのメリットをお伝えできればと思います。
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講演 「朝にスープを飲むことのメリット」 / 石原新菜先生 |
日本人の低体温が進んでおり、低体温は体へ悪影響 温かいスープは医学的にも様々なメリットあり!
子どもの低体温が急増
最近は平熱が35度台の低体温の子どもが増えています。 体が冷えることで、アトピー性皮膚炎や湿疹、じんましん、花粉症等原因になると言われています。 |
「冷え」は万病の元
冷えは、糖尿病や高脂血症、うつ、アレルギー疾患、がんなど、様々な病気に関係しています。
体温が一度下がることによる影響
@ 各臓器の働きが低下
A 代謝が約12%低下
B 免疫力が30%低下
C がん細胞が増殖
体温低下の原因
@ 筋肉不足
A 陰性食品の摂り過ぎ
B 塩分制限のしすぎ
C 水分の摂り過ぎ
D ストレス
冷えには陽性食品を多く摂り入れることが重要
陽性食品:チーズ、はちみつ、根菜、海藻、りんご、さくらんぼ 等
陰性食品:コーヒー、白米、レタス、トマト、きゅうり 等
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「朝の温スープ」はメリットがたくさん!
温かい朝スープは足の先まで体を温め、とろみがあるため温かさが持続します。 また、リラックス効果や内臓の働きをよくする効果もあります。
内臓の機能が向上
−腸は最大の免疫器官と言われており、内臓の働きを良くすることで免疫力が高まる。
体温の上昇/持続
− 一時間後も体温上昇が持続
− 足先の体温が2度上昇
脳からα波がでる
− リラックス効果が期待できる
体を温めるだけでなく、栄養が摂れることがメリット
− コーヒーや白湯ではなくスープが良い。
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トークセッション: 「いいことたくさん!"温かい朝食"のすすめ」 / 石原新菜先生・木戸妥恵氏 |
朝のスープは研究データからもいいことがわかってます! 私たちも"朝の温かいスープ生活" 実践中
忙しい朝でもスープなら食べられる!
ご自身も主婦である石原先生と木戸さん。忙しい朝でも朝食は必ず作っているそうです。
最近は市販のスープも本当においしくなっており、うまく活用することがコツです。 |
スープは体温上昇が長時間持続
スープは他の液状食品と比較しても"温度の保持時間"が長く、体温を持続してくれます。 |
スープには脳のリラックス効果もあり! 「朝の温スープ」は学力向上にも期待
温かいスープは安堵感を高めてくれます。 また、スープを飲む前と飲んだ後では、飲んだ後の方が正答速度が上がったという実験データもあります。 |
市販のスープもうまく活用して、"朝の温かいスープ生活"を!
忙しい朝でも、スープなら摂りやすく、栄養も満点。
最近の市販のスープは味も格段に良くなっていますので、賢く活用して取り入れてみてください。 |
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調理デモンストレーション: 「いいことたくさん!"温かい朝食"のすすめ」 / 佐藤秀美先生 |
手抜きなんて言わせない! "家族のため"、"自分のため"の市販スープ活用レシピを紹介!
@ 市販スープを活用した"お手軽"レシピ 「つぶたっぷりコーンクリーム"」
P OINT
●忙しい朝は、冷凍野菜のトッピングで不足しがちな野菜を補う!
野菜の一日の必要量(350g以上)を摂るにためには、朝食でも野菜を摂る必要あり!
●スープのベースは自分の健康状態に合わせてチョイス!
⇒牛乳はカルシウム供給源、豆乳は鉄やイソフラボン供給源となるので、体調に合わせて選ぶか、毎日交互に活用しましょう!
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A市販スープを活用した "リメイクレシピ" 「かんたんリメイク!わかめスープ」
P OINT
●夕食をアレンジして"お手軽リメイク"!
⇒前日の夕食の残りものを活用することで、忙しい朝でも簡単においしいスープに!
●冬の定番夕食メニュー「鍋」を活用して、栄養たっぷり!
⇒鍋物の残り汁に、乾物とスープの素を入れるだけで、簡単に不足しがちな栄養素を摂取可能。
不足しがちな栄養素:カルシウム、鉄、食物繊維
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B 市販スープを活用した "時短アレンジレシピ" 「朝の野菜たっぷりアレンジスープ」
P OINT
● 簡単&時短! 忙しい朝でも手抜きに見えない!
⇒レトルトスープを温めると同時に、ゆで卵を作れば、忙しい朝でも簡単時短!
⇒トッピングを追加することで、レトルトを使っても手抜きに見えない。
●卵と水煮の豆のトッピングで、栄養価アップ!
⇒完全栄養食品とも言われる、卵をプラス!
⇒不足しがちな食物繊維、鉄、カルシウムの供給源として、豆の価値は大!
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試食/展示コーナー |
試食
佐藤秀美先生にご紹介いただいた3レシピを試食いただきました。
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展示
日本スープ協会 会員企業の商品を展示いたしました。
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(プレゼント製品) |
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味の素株式会社:「クノールカップスーププレミアム 海老のビスククリーミー仕立て」
エム・シーシー食品株式会社:「ディナースープシリーズ ロシア風ボルシチ」
キユーピー株式会社:「アヲハタ オニオンスープ」
ネスレ日本株式会社:「マギー 化学調味料 無添加コンソメ」
ハウス食品グループ本社株式会社:「ごちそうチャウダー<クラムチャウダー>」
ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社:「じっくりコトコト マンハッタンクラムチャウダー」
株式会社明治:「まるごと野菜 完熟トマトのミネストローネ」
理研ビタミン株式会社:「わかめスープ めかぶとわかめ」
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